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焼き嵌め

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焼き嵌め(やきばめ)とは

金属は、温度が上がれば膨張し、温度が下がれば収縮します。
この膨張、収縮の原理を利用して、金属同士を強固に結合させてしまう加工方法の一つで、片方の金属部品を一時的に加熱して膨張による寸法変化が起こったタイミングで、もう片方の金属部品を組み合わせた後、冷却による収縮によって2つの部品を結合させてしまう加工です。

assy-yb01.png

上図のように、部品Aを部品Bにはめ込んで、外れないようにしたい場合、部品Aの外径を、部品Bの内径よりも大きく加工して、
  (1) 部品Bを加熱して膨張させる
  (2) 部品Bの内径が大きくなった状態で部品Aをはめ込む
  (3) 部品Bが常温に戻れば、収縮して2つの部品は結合する
という作業を行いますが、この作業を焼き嵌めといいます。

焼き嵌めを行えば、部品Aと部品Bは強力に結合された状態となり、これをバラバラにしようとしても、よほど結合が弱くない限り、無傷で分解することは難しいようです。

これとは逆に、片方の金属部品を冷却して収縮させることで結合する作業を「冷やし嵌め」といいます。 金属部品の大きさや形状によって使い分けをします。

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